全国高校野球滋賀大会第5日
日野の保護者会の演奏に合わせて歌う生徒ら(彦根球場)
大津市の皇子山球場と彦根市の彦根球場で、1、2回戦計6試合が行われた19日は、比較的日差しも穏やかで絶好の応援日和となった。新チームとしての公式戦初得点に沸く野球部員や、息子の熱投を温かく見守る母親、最後の夏となる3年生選手に声をかける同級生ら、スタンドでは「もう1本」「あと1点」と熱心に声援する姿が見られた。
■甲西3-0日野
【日野】「短く持って、ボールをよく見て」。保護者会の鍵盤ハーモニカの演奏に合わせ、女子バスケットボール部員らが歌う。2年前からにぎやかな音楽を応援に取り入れている。「3日前からしか演奏の練習をしてない」と外池尚矢選手=3年=の母、千恵美さん(46)は笑った。
保護者らが演奏の手を止めるほど白熱した試合だったが、チームは敗退。千恵美さんは「再試合など、なかなかないことを一緒に経験させてもらって良かった」と最後は涙ぐんでいた。
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