米音楽小売りで3位に浮上
米アップルが展開する音楽配信サービス「iチューンズ・ストア(iTS)」が、CDを含む2007年1―3月期の米音楽小売りランキングで3位に浮上したことが米NPDグループの調査で明らかになった。iTSの米音楽販売数量シェアは9.8%。インターネット通販大手のアマゾン・ドット・コムや、小売り大手のターゲットなどを上回った。
iTSで配信された楽曲12曲をCDアルバム1枚に換算して比較した。首位はウォルマート・ストアーズの15.8%で、2位はベスト・バイの13.8%。アップルのスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)は今年初め、iTSは米音楽小売りで第4位になったとしており、さらに順位を上げた。
ランキング上位5社のうち、CDそのものを販売しない「ネット配信専業」はiTSだけ。音楽配信市場の急成長ぶりと、同分野でのアップルの独り勝ちが鮮明になっている。
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