富士見・落合小
落合小の全校児童64人が出演した音楽劇「落合自然工場のひみつ」。250人余の保護者や住民を前に力いっぱい演じた
富士見町落合の落合小学校は23日、体育館で音楽会を開き、全校児童64人が出演する恒例の「音楽劇」が上演された。全員で力を合わせ、1つの劇をつくり上げる達成感を味わってほしい-と毎年上演し、10年目。250人余の保護者や住民が詰め掛け、立ち見も出る盛況だった。
音楽劇は毎年6年生が創作。今年は「落合自然工場のひみつ」と題し、自然豊かな「落合村」に越して来た「わるわる4兄弟」が動物に石を投げたり、ごみを投げ捨てたりして、村人が困り果てるという物語だ。自然を大切にする村人らと接して4兄弟が改心するまでを、児童たちは力いっぱい演じた。
20分ほどの劇の最後には、1993年の卒業生が作詞作曲し、同校で歌い継がれている曲「落合の町」を全員で合唱。会場から大きな拍手が起きた。
2年生の今井美緒さん(7)は「せりふを失敗したところもあったけれど、ほかの演技は上手にできました」と笑顔。保護者の河角訓子さん(42)は「小規模校だからこそできる取り組み。自分の役割を演じ切った児童1人1人の表情が生き生きしていました」と話していた。
PR