世界的な問題として、薬物の乱用がある。近年では、特に発展途上国の貧困層が、生活苦から薬物に手を染め、売買資金を得るために幼児売春や人身売買、そしてエイズの蔓延につながるといったケースが増えている。
結局、大人の都合で被害を蒙るのは、何の罪もない子供なのだ。
財団法人麻薬覚せい剤乱用防止センターが主催する<薬物乱用防止全国大会>が6月8日に行なわれる。同イベントには、今回もイメージキャラクターを務める松浦亜弥や、キャンペーンソング「ギーター」を歌う谷村新司が登場。安倍なつみのライヴイベントも行なわれる。
さて、その麻薬乱用防止キャンペーンソング「ギーター」が、ヤマハのMySound で世界に先駆けて本日から配信される。この曲は、薬物乱用によってココロを失てしまう子供達をその魔の手から守る為に谷村が創作した(⇒ 谷村新司からのメッセージ<「ギーター」への想い>全文はこちら!)。
なお、麻薬・覚せい剤乱用防止センターでは、UNODC(国連麻薬犯罪事務所)の支援を受けて、アジアの若手アーティストによって「ギーター」がアジアから世界へと広がっていく活動を行なっていく。さらに、このキャンペーンソングの売上は「国連谷村ファンド」の設立を通じて、発展途上国の薬物乱用防止の活動の支援のために使われる予定。つまり、楽曲をダウンロードすることで、全世界で蔓延している薬物乱用を防止するための支援につながる。
音楽に力があるかどうかは、個人の経験や価値観によって意見がわかれるところだろう。しかし、確実に言えることがある。
“音楽は国境を越える”
谷村新司が込めた想い(http://www.barks.jp/news/?id=1000032079)も、音楽という世界共通の言語を通して国境を越えるはず。そして、その想いに共感した人の気持ちが、罪のない子供たちを救うための大きな第一歩となり、そして力となる。
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