ヤマハ社は、マイクロソフト社製音楽/動画再生ソフトウェア「Windows Media Player 11」(以下、WMP11)向けの音楽配信サービス「MySound」を、2007年5月23日より提供開始した。同社初の試みとなる本サービスでは、WMP11を利用することで「MySound」の音楽配信サービスを、ウェブブラウザを介さずに利用することが可能。
MySoundは、インターネットにブロードバンド接続することで、いつでも音楽ファイルを購入できるインターネット音楽配信サービスとなっており、J-POP、ロック、ポップス、ジャズやクラシックといった約40万曲のライブラリを自由に試聴・購入することができる。楽曲の購入は単曲もしくはアルバム単位、従量課金制で価格は1曲税込99円~210円程度。なお、WMP11でのオンラインストアの設定方法などの詳細については、MySoundウェブサイトを参照のこと。
世界最大のインターネット音楽配信サービス「iTunes Store(アイチューンズ・ストア)」に沖縄音楽を配信する、アジマァ(北谷町、照屋林賢社長)は、沖縄にとどまらない世界中のルーツミュージック(民族音楽)を集めたサイト「r―pop(アールポップ)」を立ち上げる。6月1日開始を予定。照屋は琉球音階や楽器と歌謡曲の融合を試み、「沖縄ポップ」の先駆けとなったりんけんバンドを率いて29年。売れ線中心の現在の歌の売り方にも疑問がある。「宝物は足元に転がっている。売れない音楽、商品化できない音楽を探して、商品にしたい」と語る。
当初配信を予定するのはりんけんバンドのほか、琉球古典音楽の島袋正雄や園田エイサーなど。沖縄漫談の故照屋林助の音源や、自身が選んだ街角の音なども。また、一般からの登録も受け付ける。小さな祭りの囃子(はやし)でも、おばあちゃんの自慢の鼻歌でもいいのだとか。今後、インターネットの双方向性を生かしながら国内、世界各地の埋もれた“名曲”を発掘し、発信していく。
りんけんバンドが全国に打って出ていく時に感じた、既存のポップスへの強烈な違和感。日本語で歌うことも求められたが、結局歌わなかった。大手レコード会社の“誘惑”を断ち切って、沖縄を拠点に再出発して以来、目指してきたのは「(自分の)半径5メートル以内の人に『いい歌作ったね』と言われるような音楽」だ。それは今に至るまでずっと、続いている。「ルーツ(根っこ)はすごく大事。自分の足元から常に音楽が生まれている」。バンド活動で世界中を巡る中で「自分がどこから来たのかさらに考えるようになった」とも。
計画では当初、沖縄の音源を中心に考えていたが、次第に「みんなが主役だと思えてきた」。聞きやすくて売れやすい音楽があふれる一方で、世の中には「実は素朴で味わい深い歌はいっぱいある」。根っこの生えた音楽を探し続ける旅が続く。
6月1日から閲覧可能のホームページアドレスはhttp://www.r-pop.com/
“音楽と旅の融合”を目指すBENNIE Kの魅力をチェック
ニューアルバム「THE WORLD」を発売したばかりのBENNIE Kのビデオクリップを、Yahoo!動画が配信した。期間は10月23日まで。
前作「Japana-rhythm」から約半年ぶりにリリースされたこのフルアルバムは、BENNIE Kが世界を駆け巡り、各地の音楽やルーツミュージックなどの味付けでホップに聞かせている。そのニューアルバム「THE WORLD」の豪華ダイジェスト映像を期間限定で配信。同時に、シングル曲「Joy Trip」や「1001Nights」のほか、アルバムダイジェスト仕様になっている5分以上のビデオクリップも公開している。
このほか、6月20日に3年ぶりのオリジナル・ソロアルバムをリリースする河村隆一のクリップや、ドラマ「セクシーボイス アンド ロボ」の主題歌「ひとつだけ」のミュージックビデオ(同曲を歌う「みつき」のコメント付き)なども配信している。
配信帯域はいずれも384kbps、1.5Mbpsの2帯域。視聴にはWindows Media Playerを使用する。
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