◆仙台から世界へ◆梅原市長(右)から「賛辞の楯」を贈られた津田さん
仙台市は26日、6月に行われた仙台国際音楽コンクールピアノ部門で、日本人として初めて優勝した津田裕也さん(24)=同市出身、東京芸大大学院=に「賛辞の楯(たて)」を贈った。
市役所で行われた贈呈式で、梅原克彦市長が「日本、仙台の代表として、世界的なピアニストを目指してほしい」と激励。津田さんは「素晴らしい賞を頂いて本当にありがたい。優勝に恥じない演奏ができるよう努力していく」と述べた。
秋からベルリン芸術大に留学することも報告、「ヨーロッパの風土からいろいろなものを吸収し、表現力を高めていきたい」と話した。
賛辞の楯は、仙台市にゆかりがあり、芸術・スポーツなどで優れた業績を残した個人や団体を顕彰する制度で、1978年に創設された。フィギュアスケートの荒川静香さんら22の個人・団体に贈られ、クラシック音楽関連では津田さんが初めて受賞した。
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