iPhoneを初日に購入した人を対象としたユーザビリティー調査では、iPhoneと、以前使っていた携帯電話の両方でテキスト入力を行うテストも実施した。
2007年07月14日 08時35分 更新
調査会社の米User Centricは7月12日、iPhoneのユーザビリティーに関する調査報告を発表した。iPhone購入者はビジュアルボイスメール機能や音楽プレーヤー機能などには全般的に満足しているが、WebブラウジングやSMS入力などに不満を持っているという。
調査は、iPhoneを発売初日に購入したユーザーを対象に、発売日から6日後に実施。自分のiPhoneと、以前使っていた携帯電話の両方を持参してもらい、実際にテキスト入力を行うテストも実施した。
ユーザーはビジュアルボイスメール機能を「直感的で役立つ」とし、アドレス帳への連絡先追加も「簡単」と感じている。音楽プレーヤー機能についても好評で、特にナビゲーション機能のCover Flowを「魅力的」と評価。通話については、発信は簡単で、音楽やSMSなどの使用中に電話がかかってきても問題なく受信できるとしている。タッチスクリーンでの入力については、以前の携帯電話(QWERTYキーなし、マルチタップ入力)と比較すると、効率よく行えるという結果が出たという。
しかし、iPhoneを使ったテキスト入力については不満が多い。iPhoneを横にして入力ができるのはSafariブラウザの使用時だけという点に「驚いた」とともに、SMSやメール使用時には縦型で入力せざるを得ないことに「いらだち」、入力を「難しい」と感じている。また、Webブラウジングにもフラストレーションを感じており、ネットワークの改善を希望。FlashやJava対応になっていない点については「基本的なWeb利用を損ねる」とみており、iPhone上でのGoogle Maps機能の利用も「難しい」としている。
User Centricでは、同様のユーザビリティー調査を今後も継続的に行う予定。
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